耐え難い痛みを訴えても、毎回痛み止めを処方されるだけ……それはなぜなのか。そこには慢性痛の理解が医療側・患者側ともに進んでいないという問題があるという。我々は「痛み」にどう向き合うべきか。知の巨人と慢性痛治療の第一人者が語り合った。
【特別対談】本当に頼れる医者を見抜く「ひと言」
北原雅樹 Masaki Kitahara
1960年生まれ。医師。公認心理師。横浜市立大学附属市民総合医療センターペインクリニック内科診療教授。87年東京大学医学部卒業。91〜96年米国ワシントン州立ワシントン大学ペインセンターに臨床留学。帝京大学溝口病院、東京慈恵会医科大学を経て、2018年4月から現職。専門は難治性慢性疼痛の治療。複雑な要因が重なる痛みの「真犯人捜しの名探偵」。西洋のリハビリと東洋の鍼を融合したトリガーポイント療法「IMS」を日本に導入した。
1960年生まれ。医師。公認心理師。横浜市立大学附属市民総合医療センターペインクリニック内科診療教授。87年東京大学医学部卒業。91〜96年米国ワシントン州立ワシントン大学ペインセンターに臨床留学。帝京大学溝口病院、東京慈恵会医科大学を経て、2018年4月から現職。専門は難治性慢性疼痛の治療。複雑な要因が重なる痛みの「真犯人捜しの名探偵」。西洋のリハビリと東洋の鍼を融合したトリガーポイント療法「IMS」を日本に導入した。
肩こりから背中の痛みへ そして肺がんが判明した
【北原】私、東大医学部の頃に養老先生の授業を受けたんですが、当時はぐうたら学生だったので申し訳ありません。本日はよろしくお願いいたします。
【養老】(微笑)
【北原】去年発売された『養老先生、がんになる』(中川恵一氏との共著)を読ませていただいたら、2023年に右肩が痛み始めたことをきっかけに、肺がんが判明したというお話でしたね。
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