信頼を寄せられる人は何をしているか。元JALのCAで研修コンサルタントの香山万由理さんは「ブランドというのは、一流企業に勤めているとか、地位が高いとか、年収が何億あるなどで決まるものではない。『神は細部に宿る』というが、『信頼』というブランドを持っている人は細やかな配慮ができる」という――。

※本稿は、香山万由理『仕事ができる人は、「人」のどこを見ているのか』(光文社)の一部を再編集したものです。

赤い疑問符メール
写真=iStock.com/Tonktiti
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10点の質問メールに回答1つしかなかったら

仕事ができる人は、「ひと手間」を見ている

以前、一緒にお仕事をしていたイベント会社のAさんから、朝こんなメールが届きました。

Aさん「あさってまでに11人必要。よろしく」

メールの文面はたったこれだけ。

「11人必要と言われても……。これだけでは、何をどうすればいいのかさっぱりわからない……」

そこで、質問事項10個にまとめて、Aさんに次のように返信しました。

「いつも大変お世話になっております。香山でございます。このたびはご連絡ありがとうございます。今回いただいたメールについて、10点ほど確認させていただきたいことがございます。

①何かのイベントでしょうか。
②11人必要とのことですが、女性・男性の希望人数はございますか。
③イベントの日時をもう少しくわしく教えてください。
④場所はどのあたりでしょうか。
⑤ギャラはおいくらでしょうか。
……(以下、省略)

それでは、お忙しいところ恐れ入りますが、上記10点について、お知らせいただけますでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます」

しばらくしてAさんから返信がありました。そこには……

Aさん「場所は新宿です。全員女性です。よろしく!」