2025年・令和7年の今年は「昭和100年」でもある。この年に奇しくも大阪・関西万博が始まった。セビリア、ミラノなど、世界の万博跡地を歩き『昭和100年』を著した古市憲寿氏が、今も昭和の栄光を引きずる万博の地から、日本の未来像を考察する。

大阪人はいつの間にかイタリア人になった

2025年は昭和100年に当たる。奇しくも、その記念すべき年に「万博」という極めて昭和的なイベントが開催されている。大阪・関西万博だ。

取材で何度か万博に足を運んだ。確かに大屋根リングは壮観だし(ただし大した雨よけにもならない)、落合陽一氏の「null2」館はデザイン的に面白いし(ただし2分で十分)、世界中の人々が一堂に会する機会は貴重だろう(政治が大した万博外交をしていないのはもったいない)。

空飛ぶクルマや火星の石の展示はさすがに昭和的すぎて笑ってしまったが、案の定大して盛り上がってもいない。

(撮影=宇佐美雅浩 写真=時事通信フォト)
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