第二次世界大戦において、日本軍はなぜ無謀ともいえる真珠湾攻撃を行ったのか。安全保障研究者の千々和泰明さんは「日本軍にとっては周辺作戦のひとつにすぎなかった。だが、アメリカの対日参戦につながり、日本は多大な犠牲を払うことになった」という――。(第2回)
※本稿は、千々和泰明『世界の力関係がわかる本』(ちくまプリマー新書)の一部を再編集したものです。
※本稿の内容は著者個人の見解です。著者の所属組織とは関係ありませんので、ご了承ください。
日本の第二次世界大戦参戦のきっかけ
ところで、第二次世界大戦はヨーロッパだけで戦われた戦争ではありません。地球の反対側のアジア太平洋では、日本と中国、アメリカ、イギリスが死闘を演じ、終末期にはソ連もここに加わります。
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