ビジネスでカラオケは必要なのか
飲み会の二次会といえば定番なのがカラオケですが、「そもそも仕事でカラオケって必要なの?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
私自身もカラオケ特有の内輪ノリには苦手意識がありました。また、コロナ禍以降はカラオケに参加する機会が減ったという人もいるかもしれません。それでも、カラオケは有効なコミュニケーションツールとして、ビジネスの武器になるものだと考えています。
ビジネスは大きく分けて2つの要素で決まります。1つは「ROI(投資対効果)」、つまり利益を最大化するための合理性です。
もう1つは、「人間的・精神的なつながり(エモーショナルコネクト)」です。モノやサービス自体の魅力・コストパフォーマンスだけではなく、「なんとなくこの人と一緒に仕事をしたい」「信頼できそう」という感情による後押しが、最終的な意思決定で大きな影響力を持ちます。
飲み会やカラオケなど、ビジネスの場とは一見かけ離れた非日常空間でのコミュニケーションは、まさにこの感情的なつながりを生む絶好のチャンスです。カラオケという場は、お互いの素の部分が見えやすく、自然と打ち解けやすい。会社の同僚、取引先やクライアントと一緒に行けば、「仕事上では見えない一面」がのぞけて、距離がグッと縮まります。
新入社員歓迎会で「選んではいけない曲」
一方で、異なる世代の方が一緒の際に、どのような曲を歌えばいいかわからないという人も多いと思います。特に新入社員歓迎会や取引先の若手を交えたカラオケとなると、40代以上が選曲で失敗してしまう例が少なくありません。
ここからは若手が参加するカラオケで「これはやめたほうがいい」というNG曲・NGパターンを紹介します。
アイドル系の曲(特にコアファンが多いグループ)
若い世代に合わせようとして、King & Prince、SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)などコアファンが多いアイドルの曲を、中途半端な理解で選ぶケースがあります。
完璧に踊りや振りをマスターしていて、あえて“ネタ”として盛り上げる自信があるならともかく、どこかぎこちないまま歌ってしまうと、「おじさん(おばさん)が無理してる」「なんかイタい」という空気が流れがちです。特にコアなファンが見たら不快に思う可能性もあります。
同じアイドル系の曲でも、嵐やSMAPの王道ソングであれば、ギリギリセーフかもしれません。


