「呼出し」と呼ばれる最高位になれそうな美人は「引込み」に

14歳頃「引込み」

美人で将来を嘱望される禿は、女郎屋の主人夫婦の傍らに置いて、将来「呼出し」にするための英才教育をします。この期間は禿名のままで見世には出さず、細見にも載せず引っ込めておくので、「引込ひっこみ」と呼ばれました。

14歳頃「振袖新造」

「引込み」になれなかったその他大勢の禿は14歳前後で「振袖新造」になります。

そして育てた花魁が「新造出し」の挨拶廻あいさつまわりに付き添い、配り物・祝儀などの費用をすべて負担してくれます。さらに本人の衣装だけではなく、花魁の衣装も新しく仕立てるため、かなり費用がかかります。これも花魁の負担ですが、花魁はこれを複数の馴染み客にお願いをして出してもらうので、日頃からのサービスが大事です。もし不足すれば、それも花魁の負担ですが、地味なことをすれば、花魁の名前に傷が付くので、ここは奮発しなければいけません。