こういう上司にかぎって、社長が出す命令の意味を理解していない。嫌なこと、部下に伝えにくいことを命じられたとしか感じていない。嫌なことを命じざるをえない会社の現状や台所事情などに思い至らない。

そしてその命令を骨抜きにしてしまい、その結果、会社が窮地に陥る。給料などの待遇も低下し、会社への不満を部下とともに一層語るようになる。自分に責任の一端があることなどまったく、気づかずに……。

部下の仲間になってはいけない。指導、育成、統率、管理という上司本来の仕事が困難になってしまう。そして、決して自社をあしざまに言ってはいけない。部下と一緒に自分の会社の悪口を言ったその瞬間から、上司は上司でなくなる。

鬼 第5則

部下と一緒になって
会社の悪口を言ったときから
上司は上司でなくなる!

(※『上司が「鬼」にならねば、部下は動かず 上司の鬼31則ノート』第12則(プレジデント社刊)より)

(構成=プレジデント書籍編集部)
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