加入には年齢制限がある場合が多い。先延ばしにしない

「家族同然の存在」として定着した犬や猫などのペットですが、かかるお金も年々上昇しています。中でも看過できないのが「医療費」。食事や飼育環境の改善、獣医療の進歩によってペットの平均寿命が延び、生活習慣病や認知症も増えているのです。

診察しながら犬の頭をなでる獣医師
写真=iStock.com/SeventyFour
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アニコム損保の「ペットにかける年間支出調査」(2023年)によると、ペットの病気やケガの年間医療費は、犬で5万6134円、猫で3万6617円。平均寿命は犬が14.2歳、猫が14.7歳とされています(21年度)ので、単純に掛け合わせると、犬が79万7102円、猫は53万8269円が生涯医療費となります。これはあくまで「平均」で、年齢が上がれば上がるほど治療費もかかりますから、長生きすると100万円を超えることも珍しくないでしょう。