「ま、なんとかなるんじゃね?」の気持ちで

たとえば、海外旅行。初心者ほど日本語が通じそうな国に行ってしまうわけですが、ベテランの域に達すると、南米や中央アジアなど普通の観光客が行かないようなディープな場所に進んで行きます。

それは「言葉がほとんど通じなくても、なんとかなる」という経験を積んでいるからです。

将来に対して不安を感じたり、未知のものをこわがったりすることは生存本能として自然なことです。むしろそういう脳の特性が備わっていたからこそ、ホモサピエンスはここまで種を残すことができたわけですよね。

でも、同時に、人間はほかの動物にはない「高度な知性=失敗から学ぶ力」を持っています。失敗が多ければ多いほど、早く成長していくということです。

もし最悪の事態が起きても、リカバリー可能

不安が邪魔をして前に進めないなら、最悪のシナリオを考えてみましょう。

転職した先がブラック企業だったら? 退職代行を使って会社を辞め、失業保険をもらいましょう。

ひろゆき『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』(Gakken)
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新しいスキルを身につけようとしてその適性が自分にないと気づいたら? さっさとやめましょう。ほかのことにチャンレジすればいいだけです。

「あれ? 案外、なんとかなるもんだな」と思うかもしれません。

はい、大体のことはなんとかなります。

命に関わるリスクでも取らない限り、ほとんどのことはリカバー可能です。興味を持ったことはどんどん挑戦していけばいいと思うし、試行錯誤の人生のほうが断然面白いですよ。

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