新規参入組ランドセルの評価は数年後にお預け
仮に各社が1万個ずつ売るとするなら、そこそこの生産ロット数だといえます。ブームによるバカ売れはない代わりに、70万個前後は必ず売れるという手堅い市場ですから、消費者ニーズに合わせて新規参入が増えることはある意味で当然といえます。これまでランドセル専門のメーカーが独占してきた市場に、各社が新規参入することは決して不思議ではないのです。
近年新規参入したブランドのランドセルはまだ6年間経過していないものが多々あります。新規参入組のランドセルの耐久性がいかほどあるのかが判明するのは数年先になります。新規参入組のランドセルを背負った子供たちが卒業するころ、彼らのランドセルに対する消費者からの評価が完全に固まるので、その時が、そのブランドのランドセルが買うに値するかどうかの分水嶺となるでしょう。