「すごいよ! 最高だよ!」の一言で、未来への希望を持てる

彼は20代の頃、家業を継いで農業をしていたときに、トラブルが起きて絶望の淵にいました。そんなときに、道端で占いをしている女性がいて、声をかけられました。

「あんた、ちょっと鑑定を受けてごらん」

鑑定をしてもらうと、占い師は言いました。

「あんたの運勢、すごいよ! 最高だよ! 将来経営者になるよ」
「えー! ほんとですか! そんなことを言われても全然そんな未来なんて、想像もできません」

会長いわく、

「すごいよ! 最高だよ! の一言で、未来への希望を持てるようになったし、勇気をもらった!

占い師は、ひょっとしたら、私が絶望で死にそうな顔をしていたから、適当にほめてくれたのかもしれない。

でも、それまで絶望の淵にいた私にとっては、暗闇にようやく灯がともった瞬間だった! よし、もうちょっとがんばってみようというやる気がわいてきた」

松橋良紀『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)
松橋良紀『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)

「その体験で思ったことがあります。

ああ、人はたったひと言で変わるんだ。

それ以来、『人と接するときは、常に勇気を与える言葉を言おう。未来への希望を持てる言葉を口にしよう』

それを教訓にしてきました。

それが今の成功につながったと思っています」

人はあなたのたった一言で変わるかもしれません。

あなたのほめ言葉が、相手に勇気を与えるかもしれません。

相手に未来の人生を変える一言になるかもしれません。

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