元大阪市長・大阪府知事で弁護士の橋下徹さんであれば、ビジネスパーソンの「お悩み」にどう応えるか。連載「橋下徹のビジネスリーダー問題解決ゼミナール」。今回のお題は「内部告発への対処法」です──。

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2024年10月18日号)の掲載記事を再編集したものです。

元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
1969年生まれ。大阪府立北野高校、早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。最近の著作に『政権変容論』(講談社)、『情報強者のイロハ』(徳間書店)などがある。

Question

内部告発の「中身」以上に本質的な問題とは?

兵庫県の斎藤元彦知事への内部告発を巡り、知事が窮地に立たされています。部下へのパワハラや特産物の“おねだり”などが面白おかしく報道されていますが、橋下さんは問題の本質は別にあると指摘していますね。

※編集部注:斎藤氏は9月26日、失職して出直し知事選に出馬すると表明しました。