元大阪市長・大阪府知事で弁護士の橋下徹さんであれば、ビジネスパーソンの「お悩み」にどう応えるか。連載「橋下徹のビジネスリーダー問題解決ゼミナール」。今回のお題は「未成年選手の飲酒・喫煙問題」です──。

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2024年9月13日号)の掲載記事を再編集したものです。

元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
1969年生まれ。大阪府立北野高校、早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。最近の著作に『政権変容論』(講談社)、『情報強者のイロハ』(徳間書店)などがある。

Question

単なる「未成年の飲酒・喫煙」とどこが違うか

パリ五輪に出場予定だった体操女子の宮田笙子選手が、代表行動規範に違反した(飲酒・喫煙)として出場を辞退しました。19歳の若者の行動に対してペナルティが重すぎる!と日本体操協会に非難の声も上がるなか、橋下さんは「出場辞退もやむなし」という持論を展開しました。改めてその真意を聞かせてください。