お笑いコンビ・千鳥の勢いが止まらない。特に大悟さんは、現時点でコンビ含め地上波レギュラーは13本となっている。なぜこれほどまでに人気なのか。ライターのジャスト日本さんは「芸人サイドからの厚い信頼が制作側にも伝わっている」という――。
大悟 お笑いコンビ「千鳥」のメンバー
写真=時事通信フォト
大悟 お笑いコンビ「千鳥」のメンバー(GQ MEN OF THE YEAR 2018発表会見。東京都港区、2018年11月21日)

なぜ「千鳥・大悟」はテレビから求められているのか

お笑いコンビ・千鳥の大悟さんは、今年4月からの地上波レギュラーは13本(コンビ含む)となり、そのほとんどが冠番組だ。

大悟さんは、過去に週刊誌で不倫報道や遅刻について書かれたり、バラエティー番組ではタバコ、お酒をこよなく愛することを公言している。コンプライアンスが厳しい昨今では、一般的に上記事項はリスク要因と見なされることが多いと思われる。

だが、大悟さんがテレビで引っ張りだこの状態になっている。それはなぜなのか。また、彼はなぜ多くの芸人から愛されているのか。

「さまざまな出来事を嘘偽りなく話のネタにしている大悟さん。その飾らない姿が今の時代に合っているのかもしれません」

そう答えるのは今年4月から日本テレビ系で始まったバラエティー番組「大悟の芸人領収書」の企画と全体演出を担当する日本テレビの淺沼丈生さん。

「芸人さんやスタッフを含めて『大悟さんならどんな話をしても最後は必ず面白くしてくれる』という信頼感があります。その根底にはお笑いへの深い愛があって、そこがちゃんと世代を問わずに多くの芸人さんから評価されている部分だと思います」(淺沼さん)