1位コカ・コーラ、2位ドクターペッパー、3位ペプシ

炭酸飲料の「ドクターペッパー」が、アメリカで昨年、コカ・コーラに次ぐシェア2位の座に君臨した。今年6月の報道によると、アメリカの炭酸飲料市場で昨年、初めてペプシを僅差で抜いた。

2021年4月29日、ポーランドのクラクフで撮影された、ペットボトルに入ったドクターペッパー
写真=NurPhoto via AFP/時事通信フォト
ペットボトルに入ったドクターペッパー

日本でもコカ・コーラの自販機に並ぶドクターペッパーは、23種類のフレーバーを組み合わせたコーラ系のドリンクだ。シナモンやカルダモン系のさわやかさが際立つコカ・コーラに対し、チェリーやバニラを感じさせる甘くフルーティーな味わいを持つ。クセのある独特な味わいが、コアなファンを魅了してきた。発祥の地・アメリカでは、キューリグ・ドクター・ペッパー社が生産している。

成功の背景には、食事のお供ではなくスイーツと位置づけるマーケティング戦略や、ライバル陣営であるはずのザ・コカ・コーラ・カンパニーとペプシコの両方の流通網に乗せるしたたかな販売戦略など、独自の哲学が存在するようだ。

さらには、話題性も抜群だ。ドクターペッパーにピクルスを加えるなど、思い切ったアレンジがネット上で注目を集めている。

2000年代前半から右肩上がりの成長

CNNは今年6月、米業界誌『ビバレッジ・ダイジェスト』の市場シェアデータをもとに、ドクターペッパーが昨年ペプシを抜き、アメリカで2番目に大きなソーダブランドになったと報じた。

同データによると、コカ・コーラが19.2%の市場シェアで首位を堅持した一方、ドクターペッパーとペプシは共に8.3%のシェアとなった。小数点2位以下まで含めると、ドクターペッパーがわずかに上回った。ビバレッジ・ダイジェストのデュアン・スタンフォード編集長は、「ドクターペッパーがシェアを増やす一方、ペプシは減少しており、両者が中間で出会った」形になったとみる。

ドクターペッパーのシェアは、スプライトとともに、2000年代前半から右肩上がりとなっている。フローイング・データが掲載するビバレッジ・ダイジェストのデータによると、ペプシが10%台中盤から1桁台へと下降線を辿り、ダイエットコークが1桁台をさまようのとは対照的だ。

フォーチュン誌は、20年前にはドクターペッパーはスプライトと並んでシェア6位だったが、現在ではスプライトやダイエットコークを上回っていると指摘する。