子供を愛せない、愛さない親は確実にいる

虐待されている時、その時間だけは弟妹たちではなく自分をかまってくれていると嬉しかったとか、子役を続けたのも母から褒めてもらいたかったからなど、愛を渇望していた時期があった。だが、もうきっぱりと思いは絶っていたので、母の葬儀には出なかった。

“子どもを愛さない親はいない”と世間は言うが、そうではないと遠野さんは断言する。

「子どもを愛さない、愛せない親は確実にいます。だから、それで苦しむくらいだったら、関係性を絶って距離を置いたり、縁を切ったりしてもいいと私は思います。子どもは決して悪くないんです」

遠野さんのインスタから
写真=本人提供
遠野さんのインスタから

しかし、縁を切ったとしても、すべてがうまくいくというわけではない。

マッチングアプリにハマって結婚。芸能界最速で離婚

虐待や育児放棄が遠野さんに与えた影響は相当に根深い。

ここ数年は、婚活マッチングアプリにどハマりして、会った男性は約100人。単に会っただけの男性も多いが、その中には、遠野さんが3度目の結婚や婚約をした相手も含まれる。しかも、すぐ付き合って、すぐ別れるというのを繰り返し、自身3度の婚姻期間は72日、55日、14日で「芸能界史上最速」を自らどんどん更新した、と報じる芸能メディアも。

「マッチングアプリでの出会いが悪いわけではありません。いい相手と出会えれば、こんないいツールはありません」

しかし、アプリは簡単に出会いがある半面、別れるのも簡単だ。つまり、自分が望めば次から次へと違う異性に出会うことができる仕組みなので、互いに深く信頼関係を築こうという気持ちが乏しくなってしまう。