ポーカーの必勝法「バンクロールマネジメント」
もう1つ下落局面で覚えておくと役立つのが、ポーカーの必勝法です。
ポーカーについては私自身はそれほど詳しくないのですが、3月まで私が所属する「複眼経済塾」に在籍していたエミン・ユルマズから教わりました。
その必勝法とは「バンクロールマネジメント」のことです。
ポーカーではチップを賭けますが、手持ちのチップがなくなれば負けです。ですから、チップがなくならないよう、賭けるチップの額を一定額以下にマネージメントすることで、勝つ確率を高められるのです。
しかもポーカーは、途中で勝負を降りることができます。なので、自分に不利だと思ったら勝負をしないことも非常に大事です。
危ないと思ったら「休むも相場」
相場の世界にも「休むも相場」という格言があります。
コロナショックが起きたように、昨今の世界情勢はいつ何が起きるか分かりません。戦争、大地震、噴火などが起きて、大きな影響を受けそうな場合には、時には撤退の判断も必要になります。
積立投資であれば、前述のように長期の成長シナリオが崩れない限り、リスクは分散されていますので大丈夫です。
ただ、世の中の状況を見て何かご自身で引っかかること、気になることがあるなら、いったん投資を休んでみるのもバンクロールマネジメントの観点からは正解と言えるでしょう。