ハイリスク投資は相当なテクニックと集中力が必要

個別企業の事情で大きく下落する場合は、即断即決が必要になってきます。特に業績トレンドが大きく変化する場合や、好業績が発表されているのにストップ安するようなケースは注意が必要です。

中小型成長株は取引量自体が少ないため、一部の投資家の動きが株価に大きく影響することがあります。そのようなトレンド変化がある場合は早めに売却する等の判断が必要となってきます。

このようにみると、とても日々そのようなフォローをするのは難しい、と思う方が多いはずです。やはり、スーパーカーを超高速で走らせるような運転は、相当なテクニックと集中力が不可欠です。

どんな銘柄が「安全運転」に適しているのか
写真=iStock.com/Tony Studio
どんな銘柄が「安全運転」に適しているのか(※写真はイメージです)

「低PBR株」「高配当株」はまだまだ狙い目

したがって、私のお薦めはファミリーカーで法定速度を守りながら、事故を起こさない安全運転型の投資です。

2024年5月現在、どんな銘柄が「安全運転」に適しているでしょうか。

例えば、昨年来「低PBR株」が注目されていますが、まだまだ出遅れている銘柄が散見されます。

また、「高配当株」は、新NISAの節税効果を最大限利用するという意味でも適していると思われます。

こうしたテーマに沿った銘柄から、比較的時価総額が大きい銘柄(時価総額が5000億円以上)で、かつ財務内容が良好な会社の株を選ぶと、「安全運転」につながるでしょう。