マイナスをゼロまで引き上げる美容

男性美容研究家 藤村 岳 
1973年、東京都生まれ。シェービングを中心に据えた独自の男性美容を打ち立てる。男性美容のパイオニアとして活動中。カウンセリングも行う。

ここ数年、美容、特にスキンケアに気を使う男性が増えています。とりわけ20代以下の多くの男性にとって、スキンケアはすでに日常になっているといってもいいでしょう。女性と同じレベルとまでは言いませんが、彼らは歯磨きをするように自然に化粧水をつけ、クリームを塗っているのです。

20代以下の男性へのスキンケア習慣の浸透に対し、40代以上の男性の中でスキンケア習慣があるのは、「他人から見られている」という意識の高い、一部の人に限られます。それは、高度経済成長期における「身なりに構わず働くのが男らしい」という感覚が、まだこの世代では信じられているからでしょう。しかし、かつての働く男像はすでに過去のもの。今は、ビジネススキルに見た目がともなわないと、「身なりに構う余裕もないの?」と評価が下がる時代。部下や同僚はもとより、上司にも女性が増えた現状を鑑みれば、これは当然の流れでしょう。過去にしがみついて新しい価値観=スキンケア習慣をとり入れずにいると、知らないうちに相手に悪い印象を与えてしまい、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。デキる男は、もうはじめているのです。