「自分に合わない菌」を無理にとる必要はない
3 Reinoculate(植え付け)
腸内環境(腸内フローラ)を整えるために、ビフィズス菌や乳酸菌、オリゴ糖などを腸に植え付けることです。
乳酸菌というと、ヨーグルトを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、副腎のためには乳製品はおすすめできません(理由は次項で説明します)。
また、お腹には発酵食品がいいからと、みそやしょうゆ、キムチなどの発酵食品を積極的に食べている人がいます。
それで調子がよければいいのですが、お腹が張るなど、自分に合わない菌なら無理にとる必要はありません。
「乳酸菌のとりすぎ」で渋滞が起きる
乳酸菌のとりすぎには注意してください。とくにご高齢の方に多いのですが、お腹の具合が悪いと、つい乳酸菌入りの整腸剤を常用してしまいがちです。
しかし、それがたとえいい菌であっても、増えすぎると体のなかで渋滞を起こします。
口から肛門までは一つのホースだとお伝えしましたが、ホースのなかで渋滞が起きると、どうなるでしょうか。
どこかを刺激するとドバッと水が出てきますね。
それと同じで、高齢者の方で腸内にフローラがあふれすぎると、逆流性食道炎を起こす場合があるので注意が必要です。
若い人に比べて胃酸が減っていますから、よけいリスクが高くなるのです。
4 Regenerate(更生させる、よみがえらせる)
腸をよみがえらせ、いい状態を継続していこうという考え方です。
いらないものを入れず、消化吸収のいい状態を保つことです。