パズルで勉強の姿勢が身につく
――なぜ、パズルで中学受験に強くなるのでしょうか?
【田邉】中学受験の特に難関校の入試問題は人から教えてもらって解けるような問題ではないんです。自分で考えて解くしかありません。
思考力やひらめきの力があるのか。何より、諦めずに粘り強く考えられるか。つまり、勉強の姿勢が身についているのかが問われます。その姿勢は、パズルや迷路、クイズのような問題を通じて養っていくことができるのです。
いまは成績が上がるという実績が周知されて言われなくなりましたが、昔はよく「算数の塾だと思って入れたのに、パズルばかりやらせている」と苦情が入ったものです。ですが、入塾して2〜3カ月後に中学受験塾大手のテストで算数も国語も点数が上がって、苦情が収まる(笑)。そういうパターンが多かったですね。
(後編に続く)
(聞き手・構成=ミアキス代表 梶塚美帆)