ストレスで視神経にダメージ

ストレスに直面すると、肉食動物に遭遇した草食動物のように、体は臨戦モードになります。

交感神経が働いて血圧や心拍数が上がるだけでなく、網膜の血管が収縮して血流が減り、酸素や栄養素が不足して視神経がダメージを受け、緑内障を進行させると考えられます。

ストレス解消のコツは非日常。場所や時間、行動などがストレスフルな日常と離れているほうが効果的です。

好きなもの、ワクワクするもの、没頭できるものを見つけて、思い切り楽しみましょう。

目の健康に役立つルテイン・アントシアニン

毎日のちょっとした心がけで、目の健康を維持することができます。

まず、食事は目の健康と深い関係があります。

各種のビタミンには、目の網膜や水晶体の機能を維持する働きがあり、どれも欠かせない栄養素です。またルテインやアントシアニンといった物質は、目の健康の維持に役立つと考えられており、意識してとりたい栄養成分です。

休息や運動は、心身の疲労回復を促し、血流を改善、体のさまざまな機能によい影響をもたらします。

睡眠は目を休めるための大切な時間です。眼圧が上がらないような寝姿勢を維持しつつ、質のよい睡眠がとれるように、寝室の環境を整え、入浴や軽いストレッチなどで体を自然な睡眠に導きましょう。

激しい筋トレなどの運動は緑内障にはNGですが、適度な運動は糖尿病や肥満を予防し、悪玉コレステロールを低下させ、動脈硬化を予防する効果があり、網膜への血流改善にも役立ちます。