20万部超という異例の売れ行きを見せている本書。

「アングロサクソンが植民地から出ていくときは、必ず領土問題を残しておく」という指摘や、60年安保闘争の背景の記述は興味深い。陰謀論の一言で片付けるのは、手放しの肯定と同様に安易であろう。

「たとえ正論でも、群れから離れて論陣を張れば干される。大きく間違っても群れのなかで論を述べていれば、つねに主流を歩める。そして群れのなかにいさえすれば、いくら間違った発言をしても、あとで検証されることはない」(340ページ)ような日本の言論界で、これまでタブー視されてきた米国の圧力・意向という視点から戦後史を見直した著者をリスペクトしたい。

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