「雨は四〇日と四〇夜降りつづいた」。

いうまでもなく、ノアの洪水の素っ気ない記述である。気象は神が支配し、人間の力が及ばない世界だからこそ、古来、旱魃が続けば、神に生贄を捧げ、祈祷師が雨乞いの祈りを続けるといった儀式が、あらゆる地域で行われてきた。科学技術の発展は、祈祷師ではなく普通の人間が気象や気候を支配する、SF的な未来のストーリーをもたらした。

【関連記事】
『科学者の本棚』
『「地球のからくり」に挑む』
『これだけは知っておきたい物理学の原理と法則』
大願を追い続けた「なんとかなるさ」の11年 -宇宙飛行士・山崎直子氏
明星電気「宇宙探査も災害速報もお任せ」スーパー町工場【1】