どんなことにもいろいろな側面がある

あらゆる出来事には、いろいろな側面があります。

ある角度から見ると、本当につらい、悲しいと感じることでも、ちょっと角度を変えて見てみれば、それが自分にとっての「学び」や、新しい「気づき」をもたらしてくれるのです。

関係性の中で起きたネガティブな出来事だって同じです。

「あんなことを言われて悲しい」
「あれには納得がいかない」

そんなことはたくさんあります。けれど、それはある一面だけを見て、自分勝手に受け取ってしまっているだけかもしれません。

たしかに、受け止めたときはつらいけれども、ちょっと角度を変えて考えてみると、そうつらくもないと思えることがある。

そして、どんなことにも「よほどの理由」があることを知りましょう。

ダイヤモンドのようにカットされたガラス
写真=iStock.com/selimcan
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「よほどの理由」は魔法の言葉

僕にとって「よほどの理由」は魔法の言葉です。日々の出来事の中には、自分では理解できないことや、納得できないこと、それこそ我慢できないことがあります。それについて無理に理解しようとしたり、いつまでもこだわったりしても、わからないものはわからないのです。そのときに役立つのが「よほどの理由」です。

きっと「よほどの理由」があったんだなあ。この一言で自分を納得させるのです。その「よほどの理由」について、自分には干渉できないし、知ることができない。でも必ず、「よほどの理由」があって、そういうことが起きている。そう思えば、それを受け止めることができると思うのです。

どんな出来事や状況、言動でも、基本、肯定的に捉えてみる。同時に、必然の学びと受け止めて感謝をする。ネガティブなこと、自分が傷つけられることであっても、ちょっと角度を変えて見てみれば、結局、自分にとっての学びがある場合が多いのです。

それは将来、自分が何か困難を乗り越えるときのための学びであるかもしれないし、一つの経験として、プラスを与えてくれることかもしれない。感謝する気持ちを抱くころには、眠りはやってくるはずです。