他人と違うことは天からのギフト

コンプレックスというのは、単に他人との違いなのです。

ときに「どうして自分はひとより劣っているのだろう」「どうして自分ばかりにこんなにつらいことが続くのだろう」と嘆いてしまいがちだけれど、他人と違うことを、どうにか自分に必要な学びとして、もしくは天から授かったギフトとして、重荷にならないような考え方に変えていくことが大事だと思ってみてはいかがでしょうか。

その怒りやいらだちという感情をプラスのエネルギーにして奮起するのもいいでしょう。

若いころの僕は、納得できないこと、自分の至らなさからくる負の感情を、コンプレックスとして自分のちからに変えて頑張っていたときもありました。

しかし、そんなコンプレックスの中にも、そのおかげで学んできたことがたくさんあり、感謝の気持ちになれることは必ずいくつかあるはずです。

まずは感謝できることを探してみましょう。違いをたからものにしてしまいましょう。

紙にクレヨンでありがとうと書くテディベア
写真=iStock.com/Hakase_
※写真はイメージです

貧乏だったからこそできたこと

貧乏だから、ひととは違った経験をしてきた。学歴がない分、社会を知っている。普通の道に行けないから、自分で新しい道をつくってきた、など。

ないものがあれば、持っているものも必ずあるはずです。マイナス要素も角度を変えて見てみればプラスかもしれません。

そんなふうにコンプレックスはかんたんにプラスにできるのです。そうすれば、自分の心の中にコンプレックスは授かりものとして置いておけるようになるのです。

マイナスだったものを、プラスにすることは自分の考え方次第で可能です。

そうやって自分にとってストレスだったコンプレックスは、誰にも負けない底力というパワーに変えることもできるのです。

ということで、コンプレックスはあればあるだけプラスに変えてしまいましょう。

まずは、認めること。受け止めること。感謝することです。