SNS関係のトラブルが多い子は、親も問題を起こしがち
「ある保護者が勝手に運動会の動画を投稿していた。一緒にいる子の顔がわかる状態で、その中にうちの子もいたので、思わず学校に苦情の電話を入れてしまった」
小学生の子どもを持つ30代女性は眉をひそめる。
「ほかにも数人から苦情があったようで、先生が削除させてくれてほっとした。よく見たら学校名がわかる動画だったし、どういうつもりなんだろうと思った。こっちまで巻き込まないでほしい」
このようなトラブルが増えたため、最近の学校では、事前に写真・動画についての注意があることが多い。
「SNS関係のトラブルが多い子は、親も問題を起こしがちです。ほかの子の映っている動画は削除してほしいと注意しても、『なんでいけないんですか』と食ってかかられる。理由が理解できず、YouTubeなどに全体公開で投稿してしまうんです。子どもだけじゃなくて親の教育も必要なんですよ」と、ある教員はため息をつきながら教えてくれた。