フランス・パリに視察旅行に行った自民党の松川るい参議院議員が、エッフェル塔前で撮影した記念写真をX(旧ツイッター)に投稿、「まるで観光旅行だ」と批判を受けて炎上。のちに、子どもを伴っての旅行だったことがわかり、さらに批判を集めた。武蔵大学社会学部教授の千田有紀さんは「シングルで子どもを育てており、さまざまな配慮をしながら『子連れ出張』をしてきた身からすると、『なんてことをしてくれたんだ』という案件だ」という――。
自民党の松川るい参議院議員がSNSに投稿した、7月下旬のフランス・パリ視察旅行の写真[松川氏のSNSより]
写真=時事通信フォト
自民党の松川るい参議院議員がSNSに投稿した、7月下旬のフランス・パリ視察旅行の写真[松川氏のSNSより]

相次ぐ自民党女性議員のSNS炎上

自民党の女性議員によるSNS投稿の炎上が、立て続けに起こっている。

8月12日には、自身が会長を務める「自民党少子化対策議連」が取り組んだ「ブライダル補助金」の功績を、X(旧ツイッター)で誇った森まさこ議員の投稿が炎上した。結婚式への憧れを促進することで少子化を解決するという言い訳は、さすがにもっと優先されるべき政策はあるだろうという「ツッコミ」を受けた。