客観的に冷静に観察することが大切

もちろん、私たちはどこまでいっても、全知全能の神ではありませんから、自分の思い込みを完全に離れることはできません。

けれども「心」の不完全さを知って、自己と仕事と職場の人間関係を、冷静に観察する努力が大切です。

仕事の目的は何か。
自分の果たすべき役割は何か。
部下の性格や能力、可能性はどうしたら引き出せるのか。

と、問い続けることが大切です。

ありのままに、客観的に観察する。

同じ人間でも、アメリカ人と中国人とインド人は違います。
同じ生き物でも、ヤギと豚と犬は違います。
同じ職場に勤める同士でも、上司と同期と部下は違います。

上司も部下も、自分自身も完璧ではありません。

「感情」に振り回されないよう、「理性」を育てていく。

「心」を理解して、「智慧」を育ててゆく。

すぐに上手くはいかないけれど、正しい努力を積み重ねれば、きっと人生はもっとラクに生きられるようになることでしょう。

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