「伝える」の本質は「メッセージ」にある
〈メッセージ〉は、ほんの1文の短い言葉にすぎません。
伝える場に応じて、これをもとにその場に適した〈表現物〉をつくっていく必要もあります。
そういう意味では、〈メッセージ〉はそれだけでコミュニケーションのすべてを完結させるものではないかもしれません。
でも、〈メッセージ〉があるからこそ、「選びとり」「組み立てて」、伝えるために必要な〈表現物〉を適切につくることができます。
ゲーテは、つぎのような言葉を残しています。
「明晰な文章を書こうと思うなら、その前に、彼の魂のなかが明晰でなければダメだ」
「伝える」の本質は〈メッセージ〉にあります。
〈メッセージ〉を定めるからこそ、「伝える」ことができるのです。