偏差値40台でも医者になれる「特別なルート」

ではもう少し具体的な例で考えてみましょう。

神奈川県にある東海大学の場合、医学部の偏差値は65程度。これはかなり高い壁といえます。

付属高輪台高等学校の偏差値は57程度、付属高輪台中等部の偏差値は、なんと37程度です(中学受験と高校受験の違いがあり、また偏差値は模試によっても異なりますので、ここでの偏差値は目安とお考えください)。

このような偏差値ですが、医学部への推薦入試で少なくとも毎年10名近くが内部進学しています。

つまり、「偏差値が足りるかどうか心配だけれど医学部入学を考えている」こんなご家庭こそ、中学受験または高校受験で進学すべきなのです。

これこそが、偏差値40台でも、医師にしたい、なりたい、親子の夢をかなえる「特別なルート」なのです。

医学部付属中学は狙い目

その他の系列校、また、ほかの狙い目である医学部付属中学の偏差値は、表のようになっています。

これらの大学付属校の入試問題は、小学校の学習指導要領をベースにしています。そのため、学校の勉強をしっかり押さえて基礎を固め、各校の過去問を繰り返し行うことで、合格する可能性はグッと高まります。

晴れて入学できたら、今度は学年で上位1割を目指しながら、医学部への内部推薦へと歩みを進めればよいのです。

いかがでしょうか? 「これならできそう」と思われた親御さん、お子さんも多いのではないでしょうか。