学年で100番以内を取ればいい

大学付属校への入学後、医学部への内部推薦を勝ち取るには、どの程度の成績が必要になるのでしょうか。

例えば、先に挙げた東海大学の場合、全国に付属校が14校あり、全校を合わせた一学年は約4000人の生徒数になります。

付属校では高校生になると、年に1回4月に「基礎学力定着度試験」があります。

4000人中100位以内に入っていれば、医学部推薦を取れる可能性はかなり高いと言われています。

授業をちゃんと受けていれば大丈夫

もちろん、このような試験の前には、それなりの対策が必要になります。

しかし、大学入試ではありませんので、各学年の履修単元以上のものが試験に出ることはありません。

学校の授業をちゃんと受け、しっかり宿題をこなして定着させておけば困ることはないはずです。

また、大学付属校の場合、カリキュラムが大学受験に左右されないため、学校の特色ある授業が展開されています。

教科書に載っていない内容を教える、個性溢れる授業もあります。そのため、定期試験対策としては、まずはしっかり授業を聞くこと。そして、ノートを取り、復習を怠らないことです。

授業で配布されるプリントなども重要です。これらも参考にしながら、時間に余裕をもって試験に臨んでいただきたいと思います。

勉強する中学生
写真=iStock.com/Milatas
授業をちゃんと受けていれば大丈夫(※写真はイメージです)