難関進学校に入れないと医学部受験では不利

そしてもう一つ覚えておきたいのが「死にもの狂いで何年勉強しても、医学部に合格できないケースもある」ということです。

中学受験で難関進学校に入ることができ、そのまま死にもの狂いで上位の成績を取り続けることができれば、多くの場合、現役で医学部に合格できることでしょう。

難関進学校には同じような境遇の生徒が多くいるため、モチベーションが下がりにくいからです。

しかし、難関進学校に入学できなかった場合は残念ながら、現役では医学部に進学できないケースが多く見受けられます。

医学部を目指すような意識の高い生徒が周囲にいないと、どうしても「自分一人でも頑張る」という状況を作りにくくなります。

次第に周りの空気に飲まれて、「医学部を目指す」という志も薄れてきて、ついつい勉強以外のことにかまけてしまうのです。

当然そうなれば、何回受験を繰り返しても医学部に合格することはできません。

このように医学部進学には、高い壁がいくつもそびえているのです。

壁
※写真はイメージです
医学部進学には、高い壁がいくつもそびえている(※写真はイメージです)

女子差別は改善されている

医学部入試において、一部の大学で女子を不利に扱っていた女子差別問題は、ニュースで話題になりました。

2018年に発覚した不適切入試以降、女子への差別は改善されていると示すデータがあります。

文部科学省による学校基本調査によると、問題が発覚した2018年度の医学部医学科の入学者で女子が占めた割合は34.7%。

2019年度は37.2%、2020年度は36.6%となっており、女子の入学者が増えたことがわかります。