SNSなどを使って徹底的にリサーチせよ

まず、その会社について徹底的に調べよう。求職者が犯す最大の誤りの1つは、「その会社についてよく知らないまま面接に臨むことだ」と、カペッリは言う。「それは面接担当者に、その求職者が調べる手間をかけなかったこと、したがってあまり真面目ではないことを伝えるサインになる」。グーグル検索だけで終わりにしてはならない。「求職者はソーシャル・ネットワーク上の人脈を使って、その会社と会社の文化について徹底的に調べるべきだ」と、サリバンは言う。

リンクトインやフェイスブックを使って、その会社で働いている人で、部内者の見方を教えてくれる気がありそうな人たちと接触しよう。会社内部の人と接触できない場合は、ヴォールト・ドットコムやグラスドア・ドットコムなど、社員が自分の会社について評価できるようになっているサイトを訪れてみよう。これらのサイトは、たいていその会社の給与の幅やプラス面・マイナス面を教えてくれ、ときには面接で出される質問のサンプルまで教えてくれることがある。

次に、その面接で適格な候補者とみなされるのはどのような人物かを調べよう。完全な職務記述書をまだ入手していない場合は、それを送ってもらおう。カペッリが言うように、自分にはその仕事ができると主張するためには、その仕事に何が求められているかを知る必要がある。

最後に「この仕事のどこに興味をひかれているのですか」とか、「同僚はあなたのことをどう評すると思いますか」というような、一般的な質問に対する答えを準備しておこう。

「質問は一般に応募者の仕事に関する習慣や姿勢、その職種や会社についての理解、最低希望給与額や配置転換の要望といった応募者の期待に関するものだということを知っておく必要がある」と、サリバンは言う。

面接担当者から何か質問はないかと聞かれた場合に備えて質問を用意しておくことも必要だ。短い質問リストを持っていけば、用意周到さや面接への意気込みを示すことができる。