ポイント2 マスク生活で浅くなった呼吸を改善する
2つ目のポイントは呼吸法です。マスクを装着していると口呼吸の浅い呼吸になりがちです。すると息苦しくなり、声が小さくやる気がなさそう、覇気がなさそうな印象になります。一方、リーダーにふさわしい影響力ある話し方は、鼻呼吸でたっぷり息を吸うようにするのがコツです。鼻呼吸は深い息を吸えるため、息の量が増えて声量が増します。これが、影響力のある声の基本です。
そして、この鼻呼吸と笑顔をセットにすると、声のトーンが明るくなりプレゼンや会議で説得力が増します。また、深い呼吸は副交感神経が優位になり、リラックス効果もあります。これが緊張を緩和します。人前で話す場面で緊張をする方には特におすすめです。
■腹式呼吸の練習法
それでは、腹式呼吸の練習法をご紹介します。全身の力を抜いて気持ちよく行ってください。
①4カウントで鼻から息を大きく吸う
②肺にたっぷり息を入れたまま、いったん4カウント息を止める。その時、下腹を手で押して、手が跳ね返るくらい、腹筋に力を入れて、空気をためる
③なるべく長い息を口から気持ちよく吐き出す
④①~③を繰り返す
②肺にたっぷり息を入れたまま、いったん4カウント息を止める。その時、下腹を手で押して、手が跳ね返るくらい、腹筋に力を入れて、空気をためる
③なるべく長い息を口から気持ちよく吐き出す
④①~③を繰り返す
はじめは、難しいかもしれませんが、次第に慣れてくるはずです。
実際に会議などで発言するときには体をセットしてから声を出すといいでしょう。
■体のセットの仕方
①姿勢を整える……背筋を伸ばす、肩と首の力みを取る
②呼吸を整える……鼻呼吸でたっぷり息を吸う
③表情を整える……頬の筋肉を上に持ち上げる(笑顔)
④アイコンタクト……相手を見る(目が向くところに気持ちが向きます)
②呼吸を整える……鼻呼吸でたっぷり息を吸う
③表情を整える……頬の筋肉を上に持ち上げる(笑顔)
④アイコンタクト……相手を見る(目が向くところに気持ちが向きます)
そして、相手の胸辺りに山なりに言葉を届けるイメージで話すと、自然な抑揚がついて感じが良くなります。話し方が一本調子やキツイ印象を与えてしまう方はお試しください。