パターン②「カジュアル面談」に、社長が飛び入り参加
成長中のスタートアップ企業の人事担当者から「オンラインでカジュアル面談してみませんか」とオファーがあり、少し興味があったので快諾。「とりあえず話を聞いてみる」というスタンスで何の準備もせずに臨むと、当日いきなり社長が飛び入り参加。どんな仕事がしたいか、どんなキャリアを積みたいかなどを聞かれ、しどろもどろになってしまった。その後は声がかからず。後で調べると、ぜひ入社したいと思えるような会社だったので、もったいないことをしたと思う。
<失敗を防ぐためのポイント>
オンラインで気軽につながれるようになり、応募する前の段階で「カジュアル面談」を行う企業が増えています。しかし、その位置付けや意識は企業によってバラバラです。「一から説明するので、何の準備もいらない」という企業もあれば、「応じるからには興味があるのだろうから、最低限のことは理解した上で臨んでほしい」と考えている企業も。相手企業が後者タイプかもしれないことを前提に、企業サイトやリリースなどに目を通しておきましょう。
相手企業を理解できていないと、質問もできません。「何か質問はありますか?」「ありません」では、「うちの会社に興味がないのか」とがっかりされ、そこでご縁が切れてしまい、せっかくのチャンスを逃すかもしれません。
パターン③「暗い人物」という印象を持たれてしまった
オンライン面接後、転職エージェントを通じて「不採用」の連絡が。面接担当者からは「おとなしすぎてやや暗い印象の方なので、うちの会社の社風になじまなさそう」というフィードバックがあったとか。確かに面接中、こちらの画面が暗く、自分の表情が見えにくいとは感じていた。事前に画面映りを確認して、照明を工夫しておけばよかった。
<失敗を防ぐためのポイント>
対面でお会いすれば、真面目で誠実な人柄が伝わる方でも、画面上だと暗い雰囲気に映り、印象に残りにくいケースがあります。同じ部屋でも時間帯や天候によって画面の明るさが変わりますので、照明を準備して調整できるようにしておくといいでしょう。
カメラからの距離・角度にも要注意。画面に近すぎても遠すぎても違和感を与えます。カメラが下の位置にあると「上から目線」に見えるのでマイナス印象を与えることもあります。
また、画面上では対面と比べて無表情に見え、それが「大人しい」「暗い」という印象につながることもあります。意識的に表情を作ったり、相づちを大きめに打ったり、身ぶり手ぶりを増やしたりしてみてください。