気づかないうちに悪印象を与える「臭い」
もちろん遅刻は厳禁です。始業ベルの15分から20分は早めに到着するようにしたいものです。
身だしなみも当然大切で、家を出る前に、シャツの裾が汚れていないか、ズボンにプレスが効いているか、爪が伸びていないか等をしっかりチェックしておきましょう。
汗をよくかく人は、体臭にも気をつけましょう。臭いはなかなか他人には指摘できませんが、かなり悪印象を与えてしまいます。これは口臭についても同じことが言えます。
また出社する際は、職場の人への挨拶をしっかりすることも重要です。もちろん言葉遣いも丁寧に、新入社員になった気持ちで話すことが大切です。
ほかにも、部署の人はもちろん、仕事で関係する人たちの顔と名前はしっかり覚えるようにしましょう。
転職先で失敗する人:職場での第一印象が良くないために、人間関係の構築もうまく進まず、結果的に仕事もなかなか軌道に乗らない
職場に疑問があってもすぐに否定しない
鉄則② 新しい職場での仕事の進め方を素直に受け入れる
転職先の会社においては、「郷に入っては郷に従え」が基本だといわれます。
その会社のカルチャーや仕事の進め方など、たとえ気になるところがあっても、それを否定せずにまずは真摯に受け入れましょう。
ある企業に転職したAさんは、前の会社の経験から転職先の仕事の進め方が非常に効率悪く感じたので、「事業展開はもっとテンポ良くやるべき」と改善提案を出してしまいました。たしかに彼の意見にも正しい部分はあったのですが、それまでのやり方を否定された側としては、当然ながら気分は良くありません。
Aさんは正しいことを言ったにもかかわらず、「まだ入社したばかりだというのに生意気な奴」というイメージが定着してしまいました。結局Aさんはそのまま職場に馴染めず、半年で会社を退職してしまったそうです。
転職前に実績があった人ほど、前の会社の仕事の進め方を引き合いに出してしまいがちです。しかし、転職先の会社ではまだ成果も出していない段階から自分の主張を強く出しすぎると、どうしても周囲から浮いてしまいます。
あなたが会社に徐々に貢献することができるようになってから、初めて自分なりの提案なり方向性を少しずつ打ち出していきましょう。
転職先で失敗する人:前職の仕事の進め方に固執し、新しい職場での仕事の進め方を否定した結果、職場で孤立してしまう