ホームランよりも地道なヒットを積み重ねる

鉄則⑤ 「ホームラン」を狙わず、周囲の協力も仰ぎながら地道な「ヒット」を積み重ねる

入社後3カ月が経過しても結果が出せないとなると、どうしても不安に感じてしまうことでしょう。しかしそんなときこそ焦らないことが大切です。

焦るとどうしても大きな成果を出そうとホームランばかりを狙いがちですが、そんなときほど小さな成果を出せるよう、まずはヒットを出すことに注力しましょう。

地道にヒットを積み重ねていくことが、周囲からの信頼を得る一番の近道なのです。

特に40代や50代で部下のマネジメントを行ってきた管理職の人なら、プレーヤーの意識を呼び覚まして現場で先頭に立つことも大切です。たとえマネージャーとして採用されたとしても、現場に立つプレーヤーとしての意識も忘れずに自ら行動を起こす人は、転職先でも成功しています。

50代で消費材分野の外資系企業の日本支社長のポジションに転職したCさんは、入社後に支社長として大きく構えるのではなく、自ら営業マンとして顧客に積極的に足を運び、新規の営業開拓をリードしていきました。

その結果、転職してから1年後には業績が伸び、部下からも強い信頼を得ることができました。日本支社長だからといって、椅子にふんぞり返っていたらこうはいかなかったでしょう。

焦って1人で悩んでも何も良いことはない

特に仕事で小さな成果を早く出したいのなら、仕事を進める方向性が上司(職場)の希望する方向性と合っているかどうかを確認することもポイントです。

いくら努力をしていても、会社が望んでいるベクトルと向きが間違っていたら、なんの意味もありません。きちんと上司とコミュニケーションを取り、プライドを捨てて自分の仕事の進める方向性のチェックをしてもらうようにしましょう。

もし、仕事を進める方向性は間違っていないのに成果が出ない場合は、より具体的に自分の仕事の進め方の問題点を上司と一緒に検証し、アドバイスをもらうようにしましょう。

「お客様へのアプローチ方法が間違っている」「プレゼンの方法を変えた方がいい」「お客様への訪問頻度が足りないから、必要なフォローができていない」など、具体的な課題と改善点を挙げていくことで、突破口が見えてくるはずです。

オフィスで逆光のサラリーマン
写真=iStock.com/mediaphotos
※写真はイメージです

仕事の結果が出ないときに一番良くないのは、自分だけで抱え込んでしまい、1人で何とかしないと、と焦ってしまうことです。しかしながら、それではストレスが溜まるばかりで、良いことは何もありません。

仕事がうまくいかないときこそ見栄を張らず、周囲にいる上司や同僚に助けを求めるようにしましょう。

転職先で成功する人:状況を打開するために、上司や周囲からの支援を積極的に受けながら、地道なヒットを出すために努めていく
転職先で失敗する人:上司や周囲に協力を求めることなく、何とか自分の力でホームランクラスの結果を出そうとする