自分の手応えと上司の評価の「答え合わせ」を

鉄則⑥ 入社3カ月後と6カ月後を区切りに、上司からフィードバックを受ける

転職した際は、会社によっては研修を受ける機会もあるでしょうし、前任者からの仕事の引き継ぎや周囲からのサポートを得られるかもしれません。新しい仕事を学ぶ機会は、企業規模や職種、業種、置かれている状況によって千差万別です。

その中でも大切なのは、たとえどんな状況で働くにせよ、仕事を教えてもらうのを受け身で待つのではなく、自分がどれだけ成長したいのか、目標を設定することです。

具体的には、入社してからおよそ3カ月と、6カ月の時点を1つの区切りと考えるといいでしょう。

転職から3カ月後は、ちょうど新しい職場や仕事にも慣れてくる頃です。試用期間は一般的に3カ月で終了するので、ここで気を抜いてはいけません。

入社3カ月というのは、ようやく慣らし運転が終わり、これから仕事で成果を出すための重要な時期です。このタイミングで、3カ月間の自身の活動に対してフィードバックを受けるようにしましょう。

さらに転職から6カ月が経つと、会社に慣れてくるだけでなく、それなりの実績なり成果が求められます。このタイミングで、仕事で着実にヒットを出せているのか、改めて上司とすり合わせを行うことが大切です。

3カ月間、あるいは6カ月間、あなたががんばって成果を出したと考えても、最終的な評価は上司が下します。自分では満足のいく仕事をしたと思っていても、実は上司や会社が期待している方向性と大きくズレてしまっている可能性もないとはいえません。

そうしたズレが生じる事態を防ぐためにも、入社3カ月後と6カ月後の時点でのフィードバックを受けることが、転職の成功には欠かせない要素です。

転職先で成功する人:適切なタイミングで上司からフィードバックを受け、新しい職場での自分の現在の状況を把握しながら仕事を進めていく
転職先で失敗する人:上司からフィードバックをもらえるような動き方をしない
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