2022年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。食生活部門の第3位は――。(初公開日:2022年1月7日)
作家の金森重樹さんは、食事内容を変えることで、2カ月で約30kgの減量に成功した。金森さんは「糖質を極力排除して、代わりに脂質をたっぷりと摂るようにした。そうした食事は減量だけでなく健康にもいい」という――。

※本稿は、金森重樹『120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

鉄板のステーキ
写真=iStock.com/taa22
※写真はイメージです

糖質を絶つことで脂肪燃焼につながる

断糖高脂質食は、脂肪を燃やし短期間で痩せることから、メタボに悩む中年の減量に最適だと自負しています。実際、僕も48歳の時に90kg以上の超メタボ体型から、2カ月で約30kgも減量。今でもリバウンドすることなく体重をキープし続けています。

それは、お笑いコンビ・かまいたちの山内さんをはじめ、拙著『120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術』(扶桑社)の担当編集者、ライター、多くのフォロワーさんも同じです。

ここで改めて、「断糖高脂質食」をおさらいしておきましょう。

食事について説明するならば、その名の通り「糖質を可能な限り排除し、主食として良質な脂質をたっぷりと摂る食事」です。糖をエネルギーとする産生経路(解糖系)から、脂をエネルギーとする産生経路に変化させることが目的です。

断糖でインスリンを抑制すると脂質代謝のスイッチが入り、体内でケトン体(βヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトンの総称)が作られます。脂質燃焼にはこれが重要。ケトン体がきちんと出ているかどうかをチェックするガジェットなども容易に手に入ります。

インスリンはケトン体の生成を阻害するので、「断糖高脂質食」ではインスリンの追加分泌を極力ゼロに抑えることを目指します。そのためには、食材だけでなく、醤油を魚醤にかえるなど、調味料から見直す必要がある。インスリンの過剰分泌に晒されている食生活こそが肥満の元凶であり、糖尿病のもと。タンパク質を摂った場合ですら、糖質ほどではありませんがインスリンが分泌されます。

インスリンはもともと、恒常的に分泌されています。しかし、基礎分泌を超えた追加分泌を食べ物で誘発してしまうことが一番の問題なのです。インスリンが常にだらだらと出続けている状況が肥満の最たる原因であり、健康長寿を損なう大きな要因なのだと僕は考えている。つまりインスリンを制御する食習慣こそ、すべての土台になると言っても過言ではありません。