オレンジ色のペンの使い過ぎにも注意
まとめノートを作るときには注意すべきことがあります。
1.オレンジ色のペンを使いすぎない
赤シートで文字を隠したとき、見えなくなる文字が多すぎると参考にならないので、1文あたり空欄は2個までなど上限を決めて、穴埋め問題集を作るようにノートを取りましょう。
2.分からなかったところは記録をつけていく
ノートにオレンジ色のペンで書いたところが分かったのかどうか、しっかり記録しておきましょう。
分かった単語はその言葉の右上にチェックをつけ、2周目以降はチェックがついていない箇所のみを解き直します。これを何度も繰り返していきながら、すべての覚えたい単語にチェックがついたらその分野は完璧です。
3.確認するときは「覚えた」ところも復習する
これは当たり前のことですが、人間は一度覚えたこともすぐに忘れてしまいます。
2でチェックをつけた単語も、復習するときは必ず見直して確認しましょう。覚えたつもりで記憶から抜け落ちることが一番危険です。
4.緑色のマーカーペンはなるべく使わない
赤シートで内容を隠すための文房具で、緑色のマーカーペンを使う人がいます。実はこれはあまりオススメできません。
教科書やプリントにマーキングし、赤シートで隠せば穴埋め問題として解ける優れものかもしれませんが、個人的には東大生でも使っている人は多くない印象です。
緑色のマーカーは見づらいので避けるべき
緑色マーカーをオススメしない理由は2つあります。
1.文字が見えにくくなる
赤シートで情報を隠すには、かなり濃い緑色のマーカーを使わなければいけません。そのため、赤シートで隠していない場合でもかなり可読性が悪く、せっかくのまとめノートがパッと見て分かりづらくなります。
2.修正がしにくい
オレンジ色のペンであれば、例えば消せるボールペンなどを使えば加筆・修正が簡単にできます。しかし、ノートにシャーペンなどで書いた文字の上から引いたマーカーを消そうとすると、その下のシャーペンで書いた文字まで擦れてしまい見栄えが悪くなります。
私も、この本を執筆するにあたり、自分なりに試してみましたが、結論は「緑色のペンでノートを作るより、オレンジ色のペンを使った方が早い」ということでした。
みなさんもぜひ、オレンジ色のペンを使う方式でノートを作ってみてください。
暗記科目はとにかく大量の暗記事項をいかに効率よくさばいていくかが勝負になります。
覚えなくてもいいことは覚えない、覚えるべきことは上手にまとめる。これらのスキルの有無が受験の結果に大きく影響すると言っても過言ではありません。
みなさんもここに書いた内容を参考に、まとめノートを作ってみてください。