むしろ高所得世帯にはバンバン振る舞ったほうがいい
これは親の方も同じで、「とにかく大学までは行かせないといけない」「大卒でないと良い会社に就職できない」という呪縛が子を塾や予備校やお受験に走らせ、「子育てはお金がかかる」「二人目が欲しいけど経済的に無理」などという、少子化の要因のひとつにもなっているように思います。
昭和の時代とは違い、いろんな生き方ができるにも関わらず。
そしてダメ押しが政府による「高所得者の児童手当廃止」などといった子育て世帯を軽視した政策です。
高所得者の多くは基本的に子の教育に熱心ですから、彼らにはむしろ逆にバンバン振る舞ってあげて、将来高額の納税をしてくれる優秀な二世三世を量産してもらった方が国のためにもなると思うのです。
そこで冒頭の話に戻りますが、「次世代を担う人材を育てること、優秀な人材に投資することに、親の所得は関係ない」というのが私の基本的な考えです。所得制限を設けるなら教育ではなく他の分野でやればいいと思います。
企業も国家も、最後は「人」なのですから。