ウクライナという国に生き残ってもらわなければならない

かつてウクライナは中国に軍艦を売却した、といったことを気にしている者もいる。冷戦終焉後の1990年代にスクラップ扱いで中国に売却しただけだ。現在のウクライナと全く関係がない。日本は、むしろこの機会にウクライナと親密な関係を築き、ヨーロッパ全体を日本に引き寄せ、それを東アジアの安全保障の改善につなげていく機会とするべきだろう。

そのためにはウクライナという国に生き残ってもらわなければならない。黒海に面した欧州の有力な自由民主主義国として発展していくことは、日本の国益にも合致する。引き続きプーチンの敗北とウクライナの勝利を通じた平和を、模索していきたい。

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