本当に心配すべきなのは「視力の低下」
スマホやタブレット端末、パソコン画面を見続けるデメリットのうち、今現在、因果関係がわかっていることに視力の低下があります。ただし、画面と目までどのくらいの距離をとったらいいか、何分以上見たら視力が低下するのかといったことはわかっていません。個人差もあるでしょう。
日本眼科医会は、「目線は画面と垂直の向きにして30cm以上離す」「30分に1回は20秒以上遠くを見つめて目を休める」ということをすすめています(日本眼科医会「子どもの目・啓発コンテンツについて」)。読書にしても、テレビや映画の鑑賞にしても、勉強にしても、近くを見続けることはよくないとされていますから、距離や時間に気をつけてみてください。
みんなが利用しやすい新しい便利な道具ができ、生活上のさまざまな用事はもちろん、創作や学習、趣味や娯楽などがしやすくなるのはとてもいいことです。効率が上がってラクになるばかりでなく、働く人の負担が減ったり、経済が回ったりします。スマホやタブレット端末は道具ですから、それを使ってなにをするかが大事です。スマホをよく知りもしないで根拠なく批判する人よりも、スマホのメリットにも詳しい人の意見を参考にしながら、上手に付き合っていきたいですね。