「今は全然やってないんです」もひとつの手段

伊藤由美『できる大人は、男も女も断わり上手』(ワニブックスPLUS新書)
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思ったよりも効果的なのが「ガラケーだから」という理由です。物理的にできない(実際にはガラケーでもLINEが使えるようですが)という確固たる理由があるために「じゃあ、仕方ないか」となることが多いんですね。

今はみなさん、スマホの人が多いでしょうから、「ガラケー」を理由にできる人は限られると思いますが、それでも、SNS、あんまりやっていないので——。以前は使っていたんですけど、今は全然やっていないんです。という断わり方もひとつの手段でしょう。

「教えたくない」のではなく、「使っていないから聞いてもムダですよ」ということをアピールするわけです。LINEのIDやアカウントは立派な個人情報です。軽いノリだけで不用意に教えてしまうと、後々面倒なことにもなりかねません。便利さだけでなく、個人情報を扱っているがゆえのデメリットを考えたら、教えたくないときは断わる勇気も必要なんですね。

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