副業には手を出したほうがいいのか。Webマーケターで副業情報サイト「副業コンパス」を運営する國富竜也さんは「収入が増えるだけでなく、スキルアップやモチベーションアップにつながる。副業のジャンルが本業と同じであれば、より早く稼げる」という――。

※本稿は、國富竜也『会社勤めのモヤモヤを吹き飛ばす副業の思考法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

空の革財布
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「人生100年時代」給料だけでは不安

人生100年時代といわれる現代、会社員としての収入だけで老後まで暮らしていくことは、たいへん難しいと言わざるを得ません。たとえば、「転職」という手段だけでキャリアアップをはかっても、「稼ぎ切る」ことは難しいでしょう。

ですから、「副業」を活用して、本業以外の収入源を確保していく必要があります。

終身雇用が当たり前だった昔は、自社の社員の副業を認める企業はそんなにありませんでしたが、現在は増えてきています。企業側も、社員が収入を増やすためにも、またやりたいことをやる自己実現のためにも、副業を認め始めてきたのです。

早いうちから副業に取り組むことで、会社だけに依存せずに個人として稼ぐ力を得て、安定した将来を手に入れることができるでしょう。さらには、本業ではやりたくてもやれなかったことを副業にすることで、人生の張りも生まれてきます。

副業を考えるとき大切なことは、「やりたいこと、キャリア、生き方、働き方」を考えて目標を立てるということです。また、あくまで本業あっての副業ですから、「本業に関連する業界の経験とスキルを得たい」という人は多いでしょう。

ですから、本業に関連する業界の経験とスキルを得るためには、本業に関連する業界をピックアップして、シナジー(相乗効果)を生みそうなスキルが得られる副業に取り組めばいいのです。