ムカつく上司への気持ちはどうおさめればいいのか。バラエティプロデューサーの角田陽一郎さんは「その気持ちを無理に消さなくていい。僕もTBSには3人ぐらい復讐したい人がいる」という。角田さんと作家の加藤昌治さんの対談『仕事人生あんちょこ辞典』(KKベストセラーズ)より一部をお届けする――。
アフリカ系アメリカ人の従業員の仕事に不満を持つエグゼクティブマネージャーをクローズアップ
※写真はイメージです。(写真=iStock.com/fizkes)

「自宅がなくなるぐらいのペナルティは与えたい」

パワハラするあの上司……。何か「手」はないですか?

【角田】のっけから過激ですが、「あの上司に仕返ししてやる……」ってほど、恨んでいる? っていう上司って、います?

【加藤】うーんとね、恨んでいたのとはちょっと違うけど、昔は「こんのやろ~くそ~」と思っていた人、いた。それで毎日「×○●△□!」ってつぶやいてた。けど、一〇年経った頃から超感謝してる。

【角田】おおー! 感謝まで行ってる?

【加藤】あの人がいなかったら、今こうなってないなあ。……って本人にも云いました。「毎日『×○●△□!』と思ってたんですよねえ」もプラスして。「知ってるよw」って云ってたけど。

【角田】僕はTBSに、上司というかムカつくやつは当然いて、今でも復讐しようかなと思ってる。

【加藤】復讐……!

【角田】でも、今やっちゃうと刑罰になっちゃうじゃないですか。だからやらないだけで、そいつの一戸建ての家がなくなるぐらいのペナルティは与えてあげたいなって思う人が、三人ぐらいいる。その復讐心って多分消えない気がするな。

【加藤】なんで?