初めての投資ではなにを選べばいいのか。元銀行員で資産運用YouTuberの小林亮平さんは「つみたてNISAがいいだろう。投資の利益に税金がかからないので、非常にお得だ。月1000円ずつの少額投資から始める方法がある」という――。

※本稿は、小林亮平『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

NISAのブロック文字と一万円札
写真=iStock.com/Yusuke Ide
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NISAは投資利益に税金がかからないお得な口座

いま初めての投資としてつみたてNISAを選ぶ人が増えています。NISAとは、Nippon Individual Savings Accountのことで、少額投資非課税制度とも言われますが、投資の利益に税金がかからないお得な口座だと思って下さい。

たとえば利益に税金がかかる課税口座で、株式などの金融商品を買って、値上がりにより売却時に10万円の利益が出たとします。すると本来、投資の利益には約20%の税金がかかるため、2万円が差し引かれて、手元に残るのは8万円になってしまいます。しかしNISA口座だと利益に税金がかからず、10万円がまるまる受け取れるので、課税口座よりも優先して使うのがおすすめです。

NISA口座は現状、一般NISA、つみたてNISA、そして未成年者向けのジュニアNISAがあります。一般NISAとつみたてNISAは同じ年に一緒に使うことはできないので、どちらを利用するか選ぶためにも、それぞれの特徴をちゃんと押さえておきましょう。