答えはプリン。でも、シフォンケーキならばOK

では、残るショートケーキとプリンではどちらがよいかというと、答えはプリンです。プリンの主原料は卵と牛乳。どちらもタンパク質が主成分なので、栄養価が高いのです。

プリン
撮影=よねくらりょう 料理=矢作千春

一方、ショートケーキはたっぷりの生クリームがよくないと思われているかもしれませんが、ネックになるのはスポンジ生地。バターと砂糖のほかに小麦粉が多く使われているため、その分、糖質の量も増えます。

もっとも、小麦粉を使ったケーキでもシフォンケーキとなれば話は別です。空気をたっぷり含んだふわふわの生地は小麦粉の量が少ないため糖質も少なめ。食べ応えもあるので普段のおやつはシフォンケーキにして、ショートケーキは誕生日など特別な日に食べるといいでしょう。

プリンやティラミスは栄養価が高い

体によい洋菓子にはティラミスもあります。マスカルポーネというチーズが主原料なので糖質の量は少なめです。いささか気になるのは、下に敷かれたスポンジ生地。小麦粉でできているうえに、甘いシロップをたっぷり吸わせてあることが多く、その分、糖質の量は増えてしまいます。買うときにはスポンジ部分が少なめのものを選ぶようにしましょう。

ティラミス
写真=iStock.com/AlexPro9500
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血糖値の上昇をおさえてくれる食物繊維が多いお菓子もおすすめです。たとえばチョコレート。カカオ成分の高いものは、食物繊維とカカオポリフェノールが多く含まれるのでおすすめできます。ただ、苦味や酸味が強く、好き嫌いは分かれるかもしれないですね。

こんにゃくゼリーも食物繊維が多いです。難点はつい食べ過ぎてしまうこと。こんにゃくの食物繊維は食べ過ぎると腸にたまって消化不良を起こすので量には気をつけましょう。

また果物もOKです。いちごやキウイフルーツならビタミンCが取れるので一石二鳥です。

キウイフルーツ
写真=iStock.com/Roman Samokhin
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