SNSを仕事に役立てるにはどうすればいいのか。マーケティングコンサルタントの酒井光雄氏は「いいねやリツイートをするだけではダメ。自分の可能性を広げるために7つの視点をもつべきだ」という――。
スマートフォンを持って会話する楽しそうな幹部社員たち
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「個人のブランド力が重要」とは言うけれど……

ウィズコロナ、そしてアフターコロナの時代では、会社に自分の人生のすべてを預けていては、会社に何か不都合なことが起きれば共倒れになりかねません。これからのビジネスパーソンは、会社の肩書でなく、個人のブランド力で自立することが何よりも求められる時代です。

私たちが何かを調べる時、ネットで検索して情報を得ることが当たり前になりました。企業や商品はもとより、初めて知り合った人でもその人の情報を得ようとネットで検索します。

企業は自社の情報をホームページに詳細に掲載していますが、個人の場合はホームページを立ち上げていない限り、情報発信のよりどころは実名で利用しているSNSになります。

SNSで得られる情報が魅力的であれば、その人への注目度は増し、新たな出会いやオファーが舞い込むきっかけになります。社会に有益な情報をネットで提供している人には、会社の中では出会うことのない人物や異分野で活躍する人と知り合い、交流を深めることも可能になります。

社会で活躍していることを、ネットを通じて世の中にアピールしておくことが個人でも欠かせない時代になり、SNSを活用して自身の可能性を広げている人が増えてきています。

彼らはどのようにSNSを活用しているかを調べてみると、そこにはやはりノウハウが存在しています。ビジネスをテーマにしたSNSの活用方法をここで探ってみることにします。